集中!

エコールアラール2年生

エコールアラールでの授業は今日はすべての学年で鏡を使って自画像を描いた。鏡を持ってくるかどうかが気になるところだったけど、クラスの半分は持ってきたので、他の学年から借りっこしてセーフ。
私が指導したのは、描く順番。子どもたちは時間が経つにつれ、こちらがゾクゾクするような集中力でデッサンにのめりこんでいく。初めての授業で描いた絵からのすばらしい進歩。思うに、こちらの子達は教師の言うことが絶対なので、私が描いた例を素直に受け止めつつ、恥ずかしさという気持ちが日本の子どもたちよりは薄いので、思い切って描けたようだ。
子どもたちの作品に先生たちも感心。5,6年生の教師、ハッモウは、「(モロッコの図工は塗り絵みたいなものだから)自分で考えて、自分の顔を描くのは難しい。でも、子どもたちはよく描けている。」とみんなを褒めていた。
私がブールメンの子どもたちの教育で大切にしていることは、真似ではなく考え出すことと楽しくすること。暗記中心の学習が盛んなモロッコ。考えることの楽しさを知って欲しい。
セントラルとタズルマットでは来週この授業を行う。一週遅れ。どんな作品に出会えるかな。