学年度末フェト

合唱中

エコールアラールにて1年間が終わったフェトを行った。うーん、難しかった。子どもが何人来るか分からなかった。校長先生は10人くらいじゃないかって。数日前会った子ども達、「おれは29日に行くからな!」と言う子どもを数えたら軽く10人は超した。っててことは、20人以上になる?人数が把握できない状態でプログラムを考えるのは難しくて、当日の子どもの様子を見て決める。
結局子どもは30人近く集まった。教えてきた歌は歌えるって判断。
初めに私とやってきたリズム遊びを学校全体で楽しもうって思ったけど不発に終わる。クラスがごちゃごちゃになるだけで、まとまりがなくなった。同じ集団じゃないと難しいなあって思った。
次は素晴らしい内容。セフローの医療隊員による歯磨き指導。avecハッサン・ラッフォウ。Mちゃんとハッサンは前日に2時間に渡って打ち合わせをした。子どもを前に出すタイミング、質問、音楽をかけるタイミングなどなど。その甲斐あって、当日は子ども達がとっても真剣に話を聞いていた。すごく真剣に。Mちゃんとハッサン、すごくいいペアだった。

子ども達が練習してきた歌の披露。最後に練習してから約2週間経っていたので、あちゃ〜ってなところもあったけど、でも、みんな緊張しながらも、よくがんばっているのが分かった。ブールメンの子ども達は恥ずかしがりや。彼らにとって二度とないかもしれない「外国人の前での歌披露」。どんな風に心に残るのかな。

女性隊員だけでリコーダーによるエーデルワイスメヌエット演奏。男性隊員を交えてふるさと2部合唱。子ども達の方をチラッと見たら、大きな瞳をさらに大きくして見てくれていた。先生達は携帯で録画していた。Mきちゃん天晴れ。彼女の練習する姿はなんだかいじらしかった。

歌のあとは、鉛筆やシールなどを景品にくじ引き。この学校の子ども達のよさはちゃんと順番を待てること。先生達もすごく興味津々。そして並ばせたり、声をかけたりと、協力的だった。
ハッサン校長のお家で昼食を頂く。残念ながら校長先生はミッスーの教育委員会に行かなきゃいけなくて不在。帰り道の5人。隊員のようで隊員じゃないKさん、都会と田舎の違いをいちいち驚いてくれて、いい人だなあって思った。YC、約3日間ブールメン滞在。ハマムまで楽しんでくれた。家に2人でいても全然違和感を感じないくらい、自然だった。こんな遠くまで来ても、料理をがんばってくれるMきちゃんに甘えっぱなし。リコーダー練習する姿、本当にかわいかった。練習する姿が一番かわいかった。Mちゃん、今回のフェトでは私よりはるかにがんばった。あの歯磨き指導は子どもが分かりやすく楽しめるような構成になっていた。よくできているなあって勉強になる。ポワンとしているようで、奥が深い。そしてハッサン。この2日間、日本人に囲まれきつかったとも思う。でも最後の最後まで付き合ってくれた。そしてみんなのことをすごく大切にしてくれた。

私自身の仕事としては今回のフェトはイマイチ。準備不足。もうちょい、内容を深めたい。でも、懲りずにまたしたいな。だって、みんなで何かをするって楽しい。こうしたらいいってのがちょっとは分かったので、次はもっと考えてやろう。
あーでも、やっぱり一つのことが終わると嬉しい。ハッサンも交えてみんなでぱーーーーーーーーーーっと茶色のアワアワの飲み物が飲みたかったーーーーー。