夕涼み

ハッサン・ラッフォウとお散歩の約束をしていた。どこに行くか聞かれて、いつもと何か違うって思ったけど、とりあえずハッサンに任せた。なーんと、ハッサンの家族が山のそばで夕涼みをしている所にお邪魔する。ハッサン曰く「母さんがいつもキイコは元気か、キイコはどうして家に遊びに来ないのかって聞くんだよ。」と。ハッサンのお母さんとは以前にお会いしたことがあった。それ以来気にしていてくれたようだ。
ラッフォウ家は完全ベルベル語での会話だったので、もうチンプンカンプン。知っている単語がほとんどなかった。ベルベル語だと分からなくて当たり前、って開き直れたから、居心地がよかった。家族と言っても親戚の方が7人、ハッサンや私を入れて合計11人でのお茶会。最近お宅訪問を避けていた。自分がリラックスできる家だけを訪れるようになっていたので、久しぶりに新しい家庭に出会った。
この時期、多くの人が夕方外で過ごす。お散歩したり、木の下で夕涼みをしたり。私のわがままを受けてハッサンが散歩に誘ってくれるようになったので、去年とは違う気持ちよい夏の過ごし方ができて嬉しい。