命名のお祝い

13時ごろ一番初めのお客さんが来る。少しずつ集まる。来た人は、先に来た人に挨拶をして回る。ぽつんと座っている不思議な日本人にほっぺたとほっぺたをあわせる挨拶を躊躇する人もいる。最後に来た人は大変、20人以上を回って全員にしなきゃいけないから。ちなみに最後の人が現れたのは4時過ぎだろうか。

まずはお菓子とお茶が振舞われる。お菓子は10種類くらい。一つずつ受け取って渡されていた紙皿に置く。いくつか食べて持ち帰る。

次は鶏肉料理。一皿に3羽ずつ。派手に着飾っていても、食べるときは手づかみ。みな黙々と食べる。圧倒されるスピード。二皿目が羊を煮込んだもの。やっぱり手づかみ。モロッコに来たばかりのときラバトで結婚式に出たことがある。あのとき「結婚式でもやっぱり手づかみ!?」って驚いたけど、今は驚かなくなっていることに驚いた。「いい料理よ、ちゃんと伝えてね!」と大声でおいしかったことを伝える奥様方。

食べたらすぐに帰る人もいるし、おしゃべりを楽しんで帰る人もいる。
ちなみに男性は別の場所で食事。モロッコのお祝い事は普通男女別々。