リコーダーの授業

今週で半分のクラスでリコーダーの授業を開始できた。と言っても、1回目はリコーダーがどうやってブールメンに来たのかを説明して、ちょっと持ってみるだけなのだが。たどたどしいフランス語を先生達がしっかり訳してくれ、子ども達にいかに日本の子ども達が努力したかを説明してくれるので、子ども達はすごく真剣に向かい合ってくれる。みなさん、ありがとう。子ども達からは拍手やありがとうと声が上がる。
ある6年生のクラスでは2回目のリコーダーのレッスンとなった。教師はハッサン・ナジヒ。やっぱり彼と一緒にだと授業がスムーズに進む。ハッサン自ら子ども達の指を確認してくれる。二人で手分けして、持ち方をチェックするので、子ども達の進みがよい。子ども達はどうしても力任せに音を鳴らしてしまうけど、1回目よりは上達しているのが分かる。暴れん坊の子どもが真剣にリコーダーと向かい合っている姿が何ともかわいい。
ハッサンが子ども達に「これを見ろ。このリコーダーのポスター(?)を作ったのは誰だ?キイコだろ。キイコはこんなことまでしているんだ。お前達も努力するんだ。」みたいなことを言ってくれた。授業時間以外に私がしている仕事を考えてくれたのが嬉しい。
子ども達にはリコーダーの授業で目標を持たせようと思う。「3月には1つの歌をリコーダーで演奏できるようになったらいいなって思っています。この曲です。」と吹いて聞かせた。子ども達は自分達の音と程遠いことがもう分かったので自然と拍手が出た。そして嬉しそうだった。先生は「キイコー、こりゃ大変だ。」と言ったけど、でも子ども達は曲を演奏できるってのがすごく嬉しそうだった。