キイコが子どもを泣かした

他のクラスでの指導中

今日は活動お休み。土曜日だから。でもエコールアラールに行った。リコーダー指導は週に一回じゃ足りない。だから時間があるときは特別レッスン。特別レッスンでは先生がいないので子ども達は好き勝手に振舞って時間がいくらあっても進まない。静かにしてね、って何度も言う。でもそうはならない。とうとうある子どもを追い出してしまった。「お願い、もうしゃべらないから。」と彼女は言ったけど、注意するたびに言われる「アーファック<お願い>」にはうんざりしていたので、許さなかった。腕をつかんで外へ連れて行く。他の子ども達は瞬間固まる。キイコがこんなに怒ったのは初めてだから。外に出された子どもはしばらくして自分から戻ってきた。泣き顔で。私も何もなかったように授業を進めた。その後がんばった彼女には最後にキスをしてお別れ。
彼女が泣くのは当然。大好きなキイコから追い出されたのだから。私だって楽しく授業したい。泣き顔を見たくない。でも、何かを習得しようとするときにはやはり真剣な気持ちが必要。遊び気分じゃだめ。リコーダー、せっかくだったら曲を演奏できるようになって欲しい。演奏できるようになったときの気持ちを味あわせたい。
私は子ども以上に努力をしよう。空いている時間にはできるだけエコールアラールに通おう。