春はいいな〜

夜でも家の中が14度。こんな暖かい日がブールメンに来るとは。もう本当に嬉しい。自然に笑顔が出る。誰も彼もが優しい人に見える。誰に挨拶されても嬉しい。知らない人でも今の私ならマルハバ<歓迎>だ。
ブールメンの人たちもきっとそんな気持ちだと思う。外で遊ぶ子どもが増えた。散歩する女性が増えた。アリは私に仏語を教えてくれる。ナジュワとは土曜日に散歩する約束をしている。ハッサン・ラッフォウはラバトに旅行。暖かいとみんなが活動的な気がする。
寒い地域で暮らす人を素晴らしく思う。1,2ヶ月が寒いならまだいい。ブールメンみたいに10月からずっと寒いと、心が参ってしまう。暗い空。寒い家の中。着膨れした人々。いつ終わるか分からない寒さにうんざり。
春を詠った詩の作詞家はきっと寒い地域の出身だろう。私も春を詠いたくなる。
写真:スーク