ダンボールおもちゃ

自慢のおもちゃ

最近活動の話をしていないので、ここらでちょっとご紹介。旅行、アンビテや遊びの話ばかりで、こいつはいったい何しにモロッコへと思っている方もいるでしょう。寒さが和らいだ今、がんばっております。
昨日はダンボールをカード状にしたものをゴムでまとめて、それをひっくり返したらぴょんと飛ぶおもちゃを作って遊んだ。用意が大変。1年生から3年生はダンボールをうまく切れないと判断し、人数分すべて私が用意した。4年生以上にはダンボールに線を書いておいて、それを渡した。合計で100人以上分を用意。日曜日の夜、がんばったけど終わらない。朝6時に起きて再度取り掛かるけど終わらない。結局学校にダンボールのまま持って行く。休み時間に「まだ用意が終わってないの。」と言ったら、ムスターファが助けてくれた。「早くせんかい!」とせかされながらも、一緒に仕事してくれて嬉しかった。
このカード作りのために、ダンボールを用意したのは子ども達。先週月曜日に授業に行ったときに「こんなのを作るから、みんなでダンボールを集めてね。木曜日にダンボールを取りにくるよ。この大きなビニール袋に入れておいてね。」とビニール袋を教室に置いて帰った。木曜日には別のビニール袋まで用意されて、いっぱい集まっていた。
おもちゃに適したダンボールを選定しながら、カードを作っていったので、もう部屋の中はぐっちゃぐちゃ。サロンはダンボールだらけ。ひどい状態です。切り落としたダンボールはいずれ薪ストーブへ。

作り方。
1,2,3年生バージョン
1:カード2枚に絵を描く。何でもいいよ、って言うけど、結局私が見本で示したものが多いかな。でも、好きにしていいよ、ってことを学校では支持されない子ども達はすごく嬉しそうで、目を輝かせて、どんなものにしようかって迷っていた。2:絵が終わったら、私のところに持ってくる。ゴムをつなげる切込みを入れるため。3:ゴムをかけるのはモロッコ人教師。2人連係プレー4:好きなだけ遊びましょう。

4,5,6年生バージョン
1:ダンボールを線に沿ってはさみで切る。彼らのはさみは切りにくいので私のはさみを貸す。2:絵を描く。3:定規で計って切込みを入れる。4:ゴムをかける。5:好きなだけ遊びましょう。
ということで高学年は自分でほとんどをする。特に6年生はどんどん私の仏語を理解していってくれるので、支持が通りやすい。私のひどい発音でも「キイコはこれを言っているんだな〜。」と推測している。

ハッサン校長の次女、1年生のハナも興味津々。でも、彼女は私立に通っている。今日は4年生の授業に特別参加。さすがに照れて、教室には入って来れなかったけど、教室の外で黙々とやっていた。終わる頃になって、みんなが遊んでいると、教室で一緒に遊んでいた。

ちなみにこのダンボールのおもちゃはこの学校だけの活動。他の学校ではここまで進んでいません。やっと紙スタンプが終わったくらい。3月末にはまた一週間のお休み。ここらで図工をお休みしようかと悩み中。