シュクーン

夕方ナジュワの家にザゴラ土産のツマル<なつめやし>を持っていく。ナジュワの家は、門から家が少し距離がある。いつもは平気で門をくぐりぬけドアの前で「ナジュワーーーー」と叫ぶ。今日はナジュワの家の犬が吠えて入れなかったので、通りからでっかい声で「ナジュワーーー」と叫ぶ。「シュクーーン<誰>?」「キイーーーコーーー」大きな棒を片手に迎えてくれるナジュワ。犬を追っ払ってくれていた。
ナジュワの家にはもう遠慮なく入れるようになった。ナジュワーと叫ぶと、シュクーンと声が返ってくる。以前は、すぐにキイコと分かったくれていたのに、最近は発音がよくなったのか、馴染んできたのか、キイコとはすぐには分からないみたい。