お客さま1

帰国した隊員がモロッコに遊びにやってきた。かつての任地への旅の途中ブールメンに寄ってくれた。学校にも訪問してくれた。
彼女がブールメンに到着したとき、私は授業でお迎えに行けなかった。でも、ダリジャがペラペラな彼女。「キイコに会いにいくの?」と子どもから声をかけられ、子どもの案内で直接学校へ。挨拶もままならないまま、授業に入ってもらう。リコーダーの指使いを一緒に見てもらい、片づけを一緒にしてもらう。2年生の紙飛行機の学習では、彼女のダリジャで授業を進めてもらう。子ども達は1日で彼女が大好きになった。
夜は薪ストーブを暑いくらいに焚いて、その中でアワアワの茶色い水を飲む。これがうまい。話が尽きない。活動のこと、日本のこと、モロッコ人の不思議、これからのこと、、、。魔法の水にも手を出し、寝たのは2時。
次の日、彼女を待っている人がいっぱいいる町へと旅立っていった。きっとみんな大喜びだろう。