ジェニーの実家

海水浴の帰り、ジェニーがテレフォンボックスで電話。なんだろう、、と思いつつ、近くの店を物色。家に帰ったら、なんと、今からサレにあるジェニーの実家に泊まりに行くとのこと。またしても、ハマムは〜?と心の中で思うのだった。でも、あとから、ハナが「サレでハマムに行こう。サレのハマムは大きくて、きれいよ。」みたいなことを言ってくれたので、満足。さすがハナ。約束したことは忘れない。
今回ジェニーの実家に泊まりに行く訳は、すでに何度も会っているお母さんの腰の具合が悪いので、お手伝いに行くとのこと。でも、言葉では詳しく分からなかったので、お母さんが元気なのか、寝たきりなのか、まったく分からなくて、カメラを持っていくのを遠慮した。失敗。お母さんは確かに腰が悪くて、ジェニーとハナで家事を手伝っていた。でも、クスクスを作ったり、大量のパスタ夜10時から作ったりと元気だった。クスクスを写真に撮らないのか、って気にするほどだった。やっぱりカメラはいつも一緒にいなきゃいけない。
ロッコでは夜遅くご飯を食べる。客人が集まるとさらにひどくなるのか、、。夕飯を作り始めたのが22時。できたのが24時。寝たのが1時。勘弁してくれ。おかげで人の家なのに熟睡できたけど。他にも親戚がいたので、女性と男性に分かれ、各部屋のソファーに寝る。子どもたちは床に毛布のようなものを3枚敷いて、その上で寝る。私がソファーから落ちたら大変だ。モロッコ生活で驚いたこと。おばあちゃん、寝る前に子どもに飴玉なめさせるのだ。私にまで飴が来た。こっそりリュック。
日曜日は10時ごろにはみんな起床。軽く朝食。その後クスクス作り。クスクスは時間がかかる料理。この日の人数は大人だけで8人。出来上がったクスクスの量に圧倒される。見ただけでおなかいっぱい。でも、みんな私に食べろ食べろと言う。そんなに食べれるか、、、とぼやきながら口に運ぶ。最近独り言が多くなった。独り言を言っても、誰にも分からない。海外生活でのいいところ。
クスクス食べたら、やっとハマム。おばあちゃんもクスクス作りながら、午後からハマムへ行くんだろ、ハマムはいいよ〜みたいなことを何度も言っていた。
ハマムから戻ると、軽く休憩をして、17時ごろ帰宅。どこも一緒なのか、、、。実家から色々もらって帰ってきた。もちろん大量のクスクスの残りも。ハナが家に着いて言った一言。「ブダール、ズイ〜ン!」どんな意味でしょう。想像してみて。だんなの実家で、掃除、洗濯、料理をこなしたハナ。おばあちゃんの兄弟とその息子もいた。二人に気も使った。あなただったら何を言う?そう!「家はいいな〜」です。やはりどこも一緒だ。