8月17日月曜日

冒険中

やっと帰って来れたブールメン。月曜日から木曜日まで何をしていたか、、、、。
実はこの日はキイコの誕生日。そんなことを知らないハッサンから連絡を受ける。時間あるなら一緒に行かない?と誘われたお出かけ。カメラとリュックを持って行くように指示される。いっぱい歩くとも連絡を受け、登山靴を用意。
まずはミニバス。なんか変だな〜遠く感じるな〜と思いながら揺られる。着いた先はとっても静かな村。ハッサンに連れて行かれたのはハッサンのおばさんの家。今回の大冒険のプログラムを聞かされ、驚きまくる。「ちょっと休んでお昼ご飯食べて、それからハイキングに出かけよう。川に沿って歩くんだ。着いた村で夜を過ごして、明日の朝この村に戻ってこよう。だからブールメンに帰ってくるのは水曜日。」はあ〜?また仏語が分からなくなっているかと思って、もう一度言ってもらった。2回目も同じこと。私は何の荷物も持たずに2泊もするのか?「なんで言わなかったの?」と大きな声で言うと「キイコを驚かせたくって。」・・・。返す言葉もない。モロッコ生活普通にしていても、驚くこといっぱい。それをあえて驚かせられたら、たまらんわ。村から帰るにも、唯一のブールメンとの交通機関は一日一便。次の日って言っても、とてもじゃないけど、1人ではミニバスに乗れない。どこに止まるか、何時ごろか、、、まったく分からない。何よりハッサンがせっかく考えてくれたサプライズを台無しにしたくなかった。ということで彼のプランを仕方なく受け入れることにした。

だからって困ったこといっぱい。その村は2,3年前に電気が通ったところ。おばさんは昔のままの暮らしを好んで、電気なし・トイレなし生活。トイレ!トイレには隣の家に行くしかない。勘弁してくれ〜。私は日本人なのに。
昼食後ハッサンが外に出てハイキング場所へのバスを探しに。戻ってくると「大変、、、出ていた、、、。ってことは、今日はもう行けないから明日の朝出よう。ブールメンに戻るのは木曜日かあ。」「ちょっとちょっと。私ここに3泊もできないよ。」「でも、バスがないし、、。じゃあ、明日早めに出て、明日この村に戻ってくるようにしよう。」できるんかいな、そんなこと。とりあえずJICA事務所へ連絡を。って、携帯のバッテリー充電器も持って来ていないから、公衆電話からかけることに。しかし。村の公衆電話、昼間はやっていない。やっと開いたのが17時、、、事務所には水曜日もしくは木曜日までブールメンに戻れないと伝える。
夜をこの村で過ごすことになって、えらく時間いっぱい。まずは昼寝。音楽祭以来たまっている疲れが解消されていく。昼寝したい放題。というか、昼寝以外することない。昼寝に飽きたら、おばさんの仕事場見学。おばさんは一人暮らし。布を織ったり、刺繍をしたり、料理をしたり、、、自給自足に近い生活をしている。小麦を精製するのも自分で。水道もないから、近くの湧き水を汲みに行く。村生活すごいです。

すべておばさんの作品



夜は家の庭に絨毯をしいて、星空を見上げる。静か。10時過ぎに夕飯を食べて、ちゃんと部屋の中で就寝。穏やかな一日に感謝。おばさんとハッサンとキイコの一日目は終わる。