ライード

羊とキイコ

イード満喫。
ハッサン・イジェルガニーのお家に行ったら、朝ごはんをまず頂く。お菓子がいっぱい。ケーキやクッキー。

ハッサンのお家は羊を裁くのを肉屋さんに任せているので、彼が来るまで待機。12時前に山羊のブロシェットを頂く。肝臓に脂肪をまいたものと心臓の2種。2つとも美味。その後腸、いわゆるモツ煮込みのようなものがお昼ご飯に出てくる。さらにスペアリブのようなものも。こんなに肉尽くしだと私は胃がもたれて食べれない。少ししか食べれず、怒られる。

お亡くなりになる直前の羊ちゃん。

こんなお姿に、、、。最近司馬遼太郎の「竜馬が行く」を読んでいるので、頭だけの羊を見ると侍を思い出した。

こんなお姿に。内臓を取ったらきれいに洗い流す。

毛皮、腸、胃。

腸と脂肪。腸は中の汚い物を取り除くために、一度ひっくり返す。その作業はおもしろかった。

羊の犠牲式が15時ごろ終わる。その後エコールアラールのハッサン校長先生のお家へ。今日はハナといっぱい遊んだ。電子辞書の中に今さらながら100マス計算のゲームがあることに気付いた。それをさせてみると見事にはまる。ところがとっても賢いハナなのに、5+7で苦しむ。8+7なんてなると「ひょえ〜」って顔をする。私の指も使って1時間かかってやり終えた。

夕食は羊の頭を焼いたもの。さすがにパス。私は首より上の物は食べないようにしている。特に脳はやばい、と聞いたので一切食べない。でも、全然口にしないのもどうかと思ったので、少しだけ食べてきた。まるでゼラチンのかたまり。豚足の方が好みかなあ。ハナはニコニコしながらバクバク食べていた。とっても好きなことが分かった。他の人にも「頭好き?」って聞いてみよう。

帰り道。あまりに寒くて震える。帰ったら即効で薪ストーブ。上に置いているポットの中には昨日作ったホットワイン。温め直す。魔法の水は冬に力を発揮する。

今回、羊ちゃんの一部始終をビデオに納めた。もう二度と見れないだろうなあって思って必死にがんばった。終わった後、ふら〜。わたし、意外にか弱いのです。