ラマダン始まりました!

ヲッシンとキイコ

今年もやってきたラマダン。モロッコ人は昨夜のニュースでラマダン開始を知るのが普通だが、テレビをあまり見ないキイコは朝の様子で察知する。ハノットにパンを買いに行ったら閉まっている。うん?なんとなくラマダンが始まったように思う。シリアルを朝食にして、町を散歩したら、やっぱり!!!カフェもハノットもすべて閉まっている。さすがだ。この大変化。面白すぎる。
ラマダンと言えばフトール。フトールはアラビア語で朝食、もしくは一日の初めの食事のことを言う。ラマダン中は太陽が出ている間は飲食をしない。日没後モスクから流れるアザーンによって人々は食事を始める。その食事が一番初めの食事となる。つまり、これがフトールなのだ。
ラマダン中は多くの人がフトールに客を招く。去年のラマダン中はほとんど毎日どこかの家でフトールをご馳走になった。今年ももちろん。ところが実は来週私は最後の任国外旅行、スペインとフランスに出かける。ラマダンから少しだけ逃れるため。旅行を決めたときはラマダンから逃げたかったから。でも、今、ちょっと後悔。さっきフトールにお邪魔できる数を数えたら、10回なかった。ってことは、同じ家に2度は行けない。毎日違うお家、限定された10軒を選ぶことになるだろう。最後のラマダンなのに、、、。
昨日、ハッサン・イジェルガニーのお家でクスクスを食べているときに私の残りのモロッコ生活の話になった。実はもう7ヶ月しかない。ちょっと寂しくなる。ハッサン・イジェルガニーから「月日が経つのはあっという間だ。」と言われた。冒険中ハッサン・ラッフォウからも「時間ってのは短いもんだ。」とも言われた。残りの7ヶ月大切にしようって思った。
さて、ラマダン初日、ハッサン・イジェルガニーのお家にお邪魔する。お昼ごはんを私はたんまり食べていたのでほとんど口にできなかった。正直に「断食を試したけど、できなくて14時ごろ食事してしまった。」と話をしたので無理には進められなかった。明日は久しぶりのナジュワ家。