日曜日、お客様

日曜日、遠くから隊員Sくんがが遊びに来てくれた。月曜日の授業を見学しに。お客様大歓迎。
先週、久しぶりにピースコーのアントニオに会った。クリスマス、アメリカに帰っていたそうだ。もうすぐ日本に帰るんだよ、という話をしながら、アントニオともゆっくりおしゃべりしたいなあって思った。Sくんが来るのがちょうどよい機会だったので、日曜日の夕食に招待した。すっごく喜んでくれた。
本当はミッスー隊員も来るはずだったけど、グラタクに人が集まらず、彼はまた今度。
Sくんのおかげで、すっごく楽しい夜だった。Sくんはどんどん話題を振ってくれる。アメリカ人だけどちょっと人見知りなアントニオもどんどん打ち解けて、色々なことが聞けた。二人が初めて会ったときの話もした。初めて会うのにアントニオはすでに私の名前を知っていたこと。予想通り、アントニオの前任者マイケルから聞いていたそうだ。モロッコ人のことをどう考えているかも聞くことができた。ブールメンの寒さの話もした。アントニオもきつかったんだなあって思った。
アントニオとは一昨年11月に出会った。お互いの距離はずいぶん変わった。今ではアントニオは何だか頼れるお兄さんみたいな感じ。「帰国するときは手伝うから言うんだよ。ピースコーメンバー集めて荷物運んでやるよ。」「キイコがカフェに行きたいときは電話してよ。一緒に行ってあげるよ。」そういう一言がうれしい。
最近思う。人と人の関係、その深さってのは、時間がすごく影響するなあって。もちろん会ったばかりですぐ打ち解けて親しくなることもある。でもそうはいかないことが多い。短くても、会う回数を重ねるごとに、お互いがしっくりいくようになっていくなあって。アントニオもそうだし、ナジュワもそうだし、ハッサンもそうだし、学校の先生もそうだし、子ども達もそうだし。ゆっくりゆっくり時間をかけて、じっくりじっくり関係を深める。ブールメン生活で私はそうやってかけがえのない出会いを手に入れることができたように思う。